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日別アーカイブ: 2023年9月15日

鶏糞堆肥

本日ご紹介するのは、、、「うんこ」です!

鶏糞堆肥(発酵鶏糞)は、即効性の高さから、基肥にも追肥にも利用できることが魅力の有機質肥料です。肥料焼けやカルシウム過剰症などに注意する必要があるものの、うまく活用できれば大きな効果が期待できます。

 

 

「鶏糞堆肥(発酵鶏糞)」とは、鶏糞を十分に発酵させた堆肥です。発酵鶏糞のほかにも、鶏糞を乾燥させた「乾燥鶏糞」や、高温で炭化させた「炭化鶏糞」などもあります。

 

牛糞や馬糞なんてのはホームセンターにもある聞き馴染みのあると思いますが、鳥のフンは公園でしかみないのではないのでしょうか。(笑)

 

肥効率の高さと即効性が魅力の有機質肥料

窒素(N)・リン酸(P)・カリウム(K)の作用linebyline – stock.adobe.com

速効性が高く、基肥にも追肥にも利用できる

鶏糞堆肥の魅力は、即効性の高さから、基肥にも追肥にも利用できる点です。

また、牛糞や豚糞よりも、窒素(N)・リン酸(P)・カリウム(K)、バランスよく、多く含まれていることがメリットです。なぜなら、窒素(N)は葉の生長、リン酸(P)は開花や結実の促進、カリウム(K)は作物を丈夫にする作用があるからです。

化学肥料と同程度の効果が期待できる

鶏糞には特にリン酸が多く含まれているものの、窒素やカリも豊富に含まれています。根や葉の生長に関しては化学肥料と同程度の効果が期待できるでしょう。

即効性が高いが、効果が切れるのは早い

牛糞よりも即効性が高いものの、土壌で分解されやすいため、効果が切れるのも早いという特徴があります。また、糞尿であるためわずかながら臭いがあります。

窒素量が安定するまでに時間がかかる

施用してから窒素量が安定するまでに時間がかかります。基肥として使用する場合は、定植・播種の1週間程度前に、施用したほうがよいとされています。

 

牛糞と鶏糞の違いは・・・

牛糞堆肥は、鶏糞堆肥と同じ代表的な有機質肥料です。C/N比が高く、豊富に含まれる繊維が土壌の通気性や保水性、保肥性を高めてくれます。そのため、即効性のある鶏糞堆肥とは反対に、遅効性の肥料といえます。

 

いかがだったでしょうか。堆肥の成分を理解して使い分けるのもいいですね。

鶏糞堆肥は、肥料焼けやカルシウム過剰症などに注意する必要があるものの、うまく活用できれば大きな効果が期待できます。